社会問題

2018年10月30日

60分は誤差の範囲

前回の記事でモロッコの標準時間の変更について書いた。

政府の御達しで標準時間の変更はなし。
今後も夏時間のまま継続。日本との時差は8時間のまま。

でも日曜の朝、
パソコンとスマホの時計の時間が、自動で変更されてしまった。

ある程度、予想していたけれど。
時計の調整をしなくて良いという、最大のメリットは無駄になった。

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現在も自動設定だと「GMT+0」。
本当は「GMT+1」が正しい。
3日経っても直らない。

手動設定だと時計が狂う可能性があるし、
位置情報で時間を取得しているアプリ(LINEとか)の時間はズレたまま。
早く直してほしい。

直前に急に変更するから、対応できない。あたりまえ。
日本人は前もって行動して、想定されるトラブルを未然に防ぐ努力をする。
モロッコには、その発想が無い。変更が先、調整は後。
しばらく混乱するけど、そのうち収束する。

日本人は、モロッコ的な文化が苦手だよね。
被害を受けて損した気分になってクレームを言う。
モロッコ人はとても忍耐強いと思う。

月曜日、出勤したら活動先の門が閉まっている。
多分、警備員が時間を間違えてる。
雨だし寒いし、開かない門。

あぁ、この事態を予想はしてたのに。
やはり、もっと家でゆっくりして来れば良かった。


marocoba at 18:36|PermalinkComments(0)

2018年07月26日

他国隊員に言われて気が付くモロッコ

同期のエジプト隊員がモロッコ観光に来た。
観光や買い物の案内をしたり、食事したり酒を飲んだり。

また、先月は環境会議がモロッコで開催されて、
隣国の協力隊員(職業:環境)も数名がモロッコに来た。
ヨルダン、スーダン、ケニア、エチオピアなど

そんなわけで、
他国隊員のモロッコ感想でオーダー組んでみた。

1(中) 街がキレイ
2(二) 女子が好きそう
3(左) イスラム教が緩い
4(三) 途上国ではない
5(一) 暑くない→涼しい→寒い
6(遊) 喧嘩が激しい・多い
7(右) ホコリっぽくない
8(捕) 宿が安い
9(投) なんでもあるじゃん

喧嘩が激しい・多い
大体は褒め言葉だけど、意外だったのは「喧嘩が多い」。
他の国は少ないのか。こんなものだと思ってた。

喧嘩が始まると、すぐに何人かの野次馬が集まる。
野次馬はただ見ているだけじゃない。よく状況を観察している。
どちらが正しくて、どのように喧嘩を止めるか判断してるっぽい。

喧嘩は、第三者(野次馬)の目で判断される。
だから、自己主張が激しく大声で喧嘩するんだと思う。
「俺が正しい!こいつが悪い!みてくれ!」ってね。

主張が弱ければ、損する文化。
試合中のサッカー選手と同じくらい被害を主張している。
サッカーの見過ぎも原因じゃね?

街がキレイ・ホコリっぽくない
こんなに驚かれるとは意外だった。
日本と比べると、かなり汚い。
モロッコ人のゴミのポイ捨てにイライラする。
そでれも、他の国はもっと深刻なのだろう。

他の国では「屋外では深呼吸できない」って言ってた。
ゴミの匂いと、砂埃が凄いらしい。
街はアスファルト化されているので、砂埃は少ないかも。

「モロッコでは息ができる」と言われた時は、
息が詰まる想いだった。

暑くない→涼しい→寒い
ラバト等の海沿いの地域に限るけどね。
7月下旬だけど、まだ30℃超えていない。

夜は20℃を下回るので、
薄着で寝ると、朝寒くて起きる。

でも、マラケッシュやフェズなどの内陸は違う。
40℃超えてる。街ごとに全然違うのがモロッコ流。

イスラム教が緩い
ヨルダン隊員曰く、アザーンが聞こえると、歩いている人は立ち止まり、
店員もタクシー運転手も、お祈りを始めるらしい。

でもモロッコは違う。アザーンに反応する人は見たことない。
ただアザーンが流れているだけ。

都会だと、
フラを巻いている(髪の毛隠している)女性も少ない。
足も腕も露出している女性も多い。

でも、地方はまだそんな雰囲気じゃない村とかある。
時代の変化を見られるのも、今のモロッコの楽しいところ。

宿が安い
そりゃ欧州と比べれば安いけど、他の国はどうなんだろ。
確かにモロッコは、安い宿でも充分キレイで安全かも。
宿数も多いから、値段が低いのかも。
2000円くらい払えば写真撮りたくなる部屋に泊まれる。

女子が好きそう
モロッコに来る人の大体が知っている単語
・タジン
・クスクス
・砂漠
・ラクダ

ちょっと調べると有名なアイテム
・アルガンオイル
・バブーシュ

さらに詳しく調べた人は、
・ハマム
・リヤド

いずれも、女子向けの雰囲気。
可愛い雑貨好きな女子は、
ぜひぜひモロッコに来るべきだと思う。

なんでもあるじゃん・途上国ではない
そうね。途上国ではない。
大抵のモノは何でも買える。
停電も断水も無い。スタイリッシュな建物も増えた。

「なんでモロッコにJICA入ってるの?」って聞かれる。
それは俺も聞きたい。昔からの付き合いだと思う。
途上国ではないけれど、先進国ではない。
現在、急速に発展中。


marocoba at 00:04|PermalinkComments(0)

2018年07月15日

W杯から見るモロッコの社会問題

W杯ロシア大会、ついに明日が決勝。
とても楽しめる大会だった。

日本とモロッコを本気で応援したよ。
心から応援したい国が2つあると、
いつも以上に疲れるね。

モロッコのサッカー中継は、
基本的にはカフェ観戦。
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日本+モロッコの全試合、
色んなカフェで、様々な人たちと応援した。
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そして、気が付いた事。
世界の他チームにモロッコ系が結構まざっている。

例えば、決勝トーナメント第1戦。
ベルギー×日本戦で途中出場して、
同点・逆転ゴールを決めた2人のベルギー代表。
Marouane Fellaini選手Nacer Chadli選手

どちらもモロッコ系。
元モロッコ代表だったりする。

だから、モロッコ人はベルギー応援してた。
同じカフェに日本人がいるのに。

モロッコの大学生と話していると、
「将来はフランスやヨーロッパ等の外国で働きたい!」
と時々言っている。

スポ―ツに限らず、モロッコの優秀な人材は、
海外に流出しているのが現状。

モロッコ企業は少ないからね。
仕方ないけど、大きな問題だと思う。

そんなサッカーモロッコ代表もまた、
最も多く外国由来の選手が在籍するチーム。

流出する代わりに、他所からも引き抜く。
なんと6割以上が外国出身選手。

モロッコは言語が自由な国だから、
流出もするけど、受け入れるのも簡単っぽい。
fig05
※外国出身の選手の割合、だそうです。

日本は酒井高徳がハーフでアメリカ育ちだから、
2.6%かな。多分。

日本は(ほぼ)純血の選手だけで、本当によく戦った。
すごいことだと思う。

明日の決勝も、モロッコ人とカフェで観戦する予定。
楽しみだね。


marocoba at 07:56|PermalinkComments(0)

2018年04月09日

夢見るラバトじゃいられない

最近は、毎朝6時くらいに、物凄い雨音で目が覚める。
30分くらいで止むけれど、驚くほどの豪雨。

モロッコはサマータイムになって、
朝は7時くらいまで明るくならない。
夜は20時くらいまで明るいけどね。

モロッコ関係ないけど、
今週の海外ネット掲示板(日本関連)は、
高畑監督と大谷翔平の話題が多い。

本当に偉大な方が亡くなった。
ぽんぽこ、おもひでぽろぽろ以外にも、
海外では「火垂るの墓」人気が強い。
ハイジと赤毛のアンも世界中にファンが多い。

アメリカでは大谷が大活躍。
掲示板では、褒めるというか引いてる。
現実離れし過ぎでしょ。漫画キャラすら超えている。
大谷が怪我せず、長く野球ができますように。

さて、モロッコの話。
ラバトの街を歩いていると、どうしても建設技術を日本と比較してしまう。

建築物の粗さが目立つ。
技術が無いのか、手抜きなのか、予算が無くて簡易化しているの知らないけれど、

発展途上の最中なだけあって、
そこら中で建設工事をしている。
工事現場だらけ。

建築の速度も超スローらしい。
5年以上も工事して、建物を造る。
気の長さがスゴイ。

例えば、このショッピングモール&オフィスビル。
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手前の館は、完成間近に見えるけど、奥に見える別館はまだ数年はかかりそう。このままだと全体が完成した頃には、先に作った建物が既に老朽化すると思う。

そんな感じだけど、モロッコ人はカッコいい建物を計画するのが好き。通勤途中にある工事現場(まだ穴を掘ってるだけ)は、いつかはフットサル場と屋上公園付きのプール施設になるらしい。
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へーほんとかなー、こんなん出来るかなー。
俺がモロッコに居る間には完成しないとだろうけどね。

ラバトにある2つの駅も改装工事中。
とてもステキなデザインだと思う。けれど、こんなん作れる技術があるのか、ないのか・・・
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現状のRABAT VILLE駅は、こんな感じ。
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まだまだ、完成には時間がかかりそう。

ラバト市内では、本当に沢山の建物や道路を工事している。国の発展に向けて頑張っているなーって思う。
ぜひぜひ、デザインだけでなく中身も素敵な建築物を作って欲しい。


marocoba at 07:16|PermalinkComments(0)

2018年04月07日

判子を押したような店

ラバトには沢山の、カフェ、ハヌート(コンビニ・雑貨屋)、ファストフード店、伝統料理屋、アジアン料理屋があるけど、それぞれの店には違いが少ない。

どのカフェに行っても、同じメニュー、同じ値段、同じようなサービス。
どのファストフード店に行っても、同じメニュー、同じ値段、同じようなサービス、同じイス。
どのハヌートに行っても、同じ様な商品しか売っていない。

しかも何故か同じ地域に類似店が密集する。
カフェが密集する地域、ハヌートが密集する地域、電気屋が密集する地域。

あの店がこの場所で成功したんだから、近くに出店すれば成功するだろう。
あの店がこのメニューで成功したんだから、同じメニューで成功するだろう。
そんな安易な発想で出店している気がする。勝手な想像だけど。

噂で聞いたけど、ファストフード店のタコスは数年前は無かったらしい。ここ1年で急増したんだって。驚いた。だって、どの店でも取り扱っている。


昨日も書いたけど、
モロッコ人は、後先を考えないらしい。

街に大量に溢れている工芸品、服、食料品。
そんなに大量生産して、どうするの?って不思議に思う。おそらく、生産者は仕事だから生産し続けているだけ。後先を考えない。

しかも同じようなデザインばかり。
あのデザインが売れたみたいだから、大量に作ろう。
そんな安易な発想で大量生産している気がする。勝手な想像だけど。

ん?日本でも同じか?
コンビニは同じ様な商品ばかり売っているし、デパートも同じ様なテナントばかり入っているし。

でも何か違うんだよね。
モロッコ人は保守的な文化を好む傾向にあると思う。日本人は集団的な文化を好んだ結果な気がする。結果は似ているかもしれないけれど、日本人はニーズを考えて新商品を生み出すし、独創的なサービスや商品にも挑戦している。モロッコに来て改めて、日本人の能力の凄さも感じられた。

噂で聞いたんだけど、ファストフード店のタコスは2年前まで無かったらしい。ここ1年で急増したんだって。驚いた。だって、どの店にもタコスあるし。でも、確かにタコスってメニューに書いて無かったり、別メニューになってる場合が多い。なるほど。モロッコの判子を押した様な文化は、一度定着したら、ものすごい勢いで定番化される爆発力も伴っているのか。

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中高生の溜まり場「ZUNBA」のメニュー。
MENUは、フランス語で「ムヌ」と読む。

左上からジュース、サラダ、シャワルマ、パニーニ、タコス、ピザ、サンドウィッシュ、タジン。
大体どの店も同じメニュー。油でベトベトなのも共通。

ジュースの欄に「Jus de kaki」ってあるけど、柿ジュース!
フランス語でも柿はkaki。日本語のまま。
でも日本ではジュースにはしないけどね。
美味しいよ。それなりに。


marocoba at 13:51|PermalinkComments(0)