その他
2019年06月11日
サハラ砂漠
■砂漠と砂丘
砂漠と聞くと、
こんな景色を想像するよね。
地平線まで砂だけの世界。
猛暑の中、ラクダで移動するキャラバン。
これは厳密には砂漠(desert)ではなく、
砂丘(dune)の姿。砂漠の中の極一部。
砂漠の定義は、
「降水量が極端に少なく蒸発量の方が多い地域」だそう。
岩がゴロゴロ、砂利だらけ。これもまた砂漠。
厳密には塩湖なども砂漠の一部らしい。
結構大人になるまで、
モロッコからエジプトまで約4000km砂丘がずっと続いていると思っていた。
でも実際は、砂と言うより砂利と岩。
モロッコ最大のメルズーガ砂丘は、
南北に最大長20kmくらい。東西は10km程度の砂丘。
2時間あれば車で砂丘の外周を走れるらしい。
■モロッコの砂漠
モロッコ南部とアトラス山脈を越えた東側の地域は、砂漠地域。
人気観光地のマラケシュも砂漠の中の街。
むしろ砂漠でないのは、モロッコ北西部だけ。
逆に南東の緑地は、地中海気候のように温暖で過ごしやすい。
広大な砂漠には、岩と砂利の世界。
岩の間に所々草が耐えるように生えている。
西部劇のイメージが近いと思う。
こんな風景が数百kmも続く。
日本で考えられないくらい木が少なくて背が低い。
また、砂漠性気候は昼夜の寒暖差が激しい。
日中は外を歩けないほど熱くても、
夜は薄着では身体が冷える。
この寒暖差も日本では味わえない。
渓谷の底など川や地下水脈が流れている箇所は、
突然に緑が豊かになる。いわゆるオアシス。
人も暮らしていることが多い。
のどかな風景がとても心地良い。
砂漠と聞くと、
こんな景色を想像するよね。
地平線まで砂だけの世界。
猛暑の中、ラクダで移動するキャラバン。
これは厳密には砂漠(desert)ではなく、
砂丘(dune)の姿。砂漠の中の極一部。
砂漠の定義は、
「降水量が極端に少なく蒸発量の方が多い地域」だそう。
岩がゴロゴロ、砂利だらけ。これもまた砂漠。
厳密には塩湖なども砂漠の一部らしい。
結構大人になるまで、
モロッコからエジプトまで約4000km砂丘がずっと続いていると思っていた。
でも実際は、砂と言うより砂利と岩。
モロッコ最大のメルズーガ砂丘は、
南北に最大長20kmくらい。東西は10km程度の砂丘。
2時間あれば車で砂丘の外周を走れるらしい。
■モロッコの砂漠
モロッコ南部とアトラス山脈を越えた東側の地域は、砂漠地域。
人気観光地のマラケシュも砂漠の中の街。
むしろ砂漠でないのは、モロッコ北西部だけ。
逆に南東の緑地は、地中海気候のように温暖で過ごしやすい。
広大な砂漠には、岩と砂利の世界。
岩の間に所々草が耐えるように生えている。
西部劇のイメージが近いと思う。
こんな風景が数百kmも続く。
日本で考えられないくらい木が少なくて背が低い。
また、砂漠性気候は昼夜の寒暖差が激しい。
日中は外を歩けないほど熱くても、
夜は薄着では身体が冷える。
この寒暖差も日本では味わえない。
渓谷の底など川や地下水脈が流れている箇所は、
突然に緑が豊かになる。いわゆるオアシス。
人も暮らしていることが多い。
のどかな風景がとても心地良い。
marocoba at 16:03|Permalink│Comments(0)
2019年06月08日
ここが変だよ日本人
日本は独特な国。
日本に住んでいると気が付かないかもしれないけど、
世界の常識とは大きく異なることが多い。
たとえばトランプゲームとか。
そもそも「トランプ」という呼び方自体が日本だけ。
世界三大カードゲームといえば、
ポーカー、ブリッジ、ジンラミーらしい。
でも日本ではマイナーだね。
トランプといえばアラブも独特。
モロッコの子供も欧州トランプで遊んでいる。
スートは剣・カップ・金貨・スティックの4種類。
モロッコのカードは、数字が12までしかない。
ボードゲームだと、
チェッカーやルドーを遊んでいるモロッコ人が多い。
世界的に有名なゲームだけど、
日本ではあまり見ないよね。
あとモロッコで暮らして、
日本が独特だな思ったのは「注意力」の問題。
ちょっと説明が難しいんだけど。。。
日本では信号を守る人が多い。
道路に穴は空いてないし、橋や崖にはガードレールがある。
だから安心してしまう。注意力が弱い。
穴の存在を考えないから路面を注視しない。
ガードレールがあると安心して速度を落とさない。
モロッコに慣れてきた頃、よく道路の凹凸につまづいてた。
歩くときは注意が必要。
あたり前のことだけど近年の日本では育ちにくい能力。
日本では、青信号になれば左右を確認せず発進してた。
モロッコでは青信号でも注意が必要。
青信号で発進したら遅れて交差点に入ってきた車と接触。
このような事故はモロッコの方が少ないかも。
なぜなら信号を守る人が少ないから。
青信号でも注意してかた発信する。
それから日本は「情報」が独特。
日本はさすが島国で、世界の情報に疎い。
世界情勢や環境問題など、
世界が注目している話題が日本で注目されていないことも多い。
例えばプラスチック廃止の風潮。
世界ではレジ袋やストローは紙製品が流行。
半数近くの国は、既に使い捨てプラスチックを法律で禁止した。
モロッコも数年前にビニール袋は廃止。
ストローも紙製になりつつある。
日本は遅れているどころか情報すら少ない。
他にも、
食品添加物の問題、
キャッシュレス、
レストラン等のWiFi設備、
同性愛認知、
胎児中絶問題など。
最近は日本でも多少は話題になるけど、
多くの国では頻繁に議論されている話題。
誰がどう見解を示すかに一喜一憂している。
日本は日本語でしか情報を得られないから情報が偏るのかもね。
日本人の英語力の無さも世界から見れば独特かも。
でも逆に、
日本が世界を先導しているトピックも沢山あるので、
一概に独自なことは悪いわけでもない、と思う。
日本に住んでいると気が付かないかもしれないけど、
世界の常識とは大きく異なることが多い。
たとえばトランプゲームとか。
そもそも「トランプ」という呼び方自体が日本だけ。
世界三大カードゲームといえば、
ポーカー、ブリッジ、ジンラミーらしい。
でも日本ではマイナーだね。
トランプといえばアラブも独特。
モロッコの子供も欧州トランプで遊んでいる。
スートは剣・カップ・金貨・スティックの4種類。
モロッコのカードは、数字が12までしかない。
ボードゲームだと、
チェッカーやルドーを遊んでいるモロッコ人が多い。
世界的に有名なゲームだけど、
日本ではあまり見ないよね。
あとモロッコで暮らして、
日本が独特だな思ったのは「注意力」の問題。
ちょっと説明が難しいんだけど。。。
日本では信号を守る人が多い。
道路に穴は空いてないし、橋や崖にはガードレールがある。
だから安心してしまう。注意力が弱い。
穴の存在を考えないから路面を注視しない。
ガードレールがあると安心して速度を落とさない。
モロッコに慣れてきた頃、よく道路の凹凸につまづいてた。
歩くときは注意が必要。
あたり前のことだけど近年の日本では育ちにくい能力。
日本では、青信号になれば左右を確認せず発進してた。
モロッコでは青信号でも注意が必要。
青信号で発進したら遅れて交差点に入ってきた車と接触。
このような事故はモロッコの方が少ないかも。
なぜなら信号を守る人が少ないから。
青信号でも注意してかた発信する。
それから日本は「情報」が独特。
日本はさすが島国で、世界の情報に疎い。
世界情勢や環境問題など、
世界が注目している話題が日本で注目されていないことも多い。
例えばプラスチック廃止の風潮。
世界ではレジ袋やストローは紙製品が流行。
半数近くの国は、既に使い捨てプラスチックを法律で禁止した。
モロッコも数年前にビニール袋は廃止。
ストローも紙製になりつつある。
日本は遅れているどころか情報すら少ない。
他にも、
食品添加物の問題、
キャッシュレス、
レストラン等のWiFi設備、
同性愛認知、
胎児中絶問題など。
最近は日本でも多少は話題になるけど、
多くの国では頻繁に議論されている話題。
誰がどう見解を示すかに一喜一憂している。
日本は日本語でしか情報を得られないから情報が偏るのかもね。
日本人の英語力の無さも世界から見れば独特かも。
でも逆に、
日本が世界を先導しているトピックも沢山あるので、
一概に独自なことは悪いわけでもない、と思う。
marocoba at 10:43|Permalink│Comments(0)
2019年06月02日
アラジン魔法のランプ
アラジンの物語に登場する、
擦ると魔人ジーニーが出てくるランプ。
あれは昔、アラブ人が使っていたランプ。
もちろん魔人は出ないけれど。
「ランプ」と呼ばれるからには、明かりを灯す道具。
意外と知られていないよね。
俺は小さい頃、カレーを入れる食器だと思ってたw
モロッコの土産屋で沢山売っている。
しかし土産屋で売っているのは、
ただの飾り(置物)で実用的ではなさそう。
長い間、実用的で良いデザインのランプに出会えずにいた。
良いなぁと思うのがあっても高額だったり。
そして出会いは突然にやってきた。
タルーダントの汚いアクセサリ屋で良さげなランプを発見。
少し小さいけど150dh。
即購入。
自宅で早速、火を灯してみる。
サラダ油を中に入れて、
芯の変わりにティッシュでこよりを作る。
点くか・・・?
点いた!
しかも予想よりしっかりと点いた。
2時間くらいは消えずに点いた。
1人、暗い部屋で、
小さな火の明かりを見つめて楽しむ中年男性。
魔人だと思われても仕方ない。
擦ると魔人ジーニーが出てくるランプ。
あれは昔、アラブ人が使っていたランプ。
もちろん魔人は出ないけれど。
「ランプ」と呼ばれるからには、明かりを灯す道具。
意外と知られていないよね。
俺は小さい頃、カレーを入れる食器だと思ってたw
モロッコの土産屋で沢山売っている。
しかし土産屋で売っているのは、
ただの飾り(置物)で実用的ではなさそう。
長い間、実用的で良いデザインのランプに出会えずにいた。
良いなぁと思うのがあっても高額だったり。
そして出会いは突然にやってきた。
タルーダントの汚いアクセサリ屋で良さげなランプを発見。
少し小さいけど150dh。
即購入。
自宅で早速、火を灯してみる。
サラダ油を中に入れて、
芯の変わりにティッシュでこよりを作る。
点くか・・・?
点いた!
しかも予想よりしっかりと点いた。
2時間くらいは消えずに点いた。
1人、暗い部屋で、
小さな火の明かりを見つめて楽しむ中年男性。
魔人だと思われても仕方ない。
marocoba at 11:15|Permalink│Comments(1)
2019年05月24日
ボランティア自治会・年刊機関紙「クラージュ」
モロッコのボランティア自治会では、毎年雑誌を発行している。
その名も「クラージュ!」。
仏語で「勇気」!
機関誌を作る目的は、
・情報誌として
・情報を後輩に残すため
・思い出を残すため
などなど。
それに「クラージュ」は、先輩方が代々継承しきた伝統ある雑誌。
ボランティアルームに並べられた「クラージュ」を読み返すと、かつての隊員の様子が感じられる。
とても貴重な資料になっている。
しかし近年は電子化が進み、情報の価値が下がり、
紙媒体の価値が下がっています。
雑誌を作る労力負担は大きく、
印刷の値段も安くはないため、
廃刊について毎年議論されている。
Web化をした方が良いという意見も多い。
実は自分もWeb化は賛成です。
紙の温かみも好きだけどね。
でもデータ化すると、
個人情報だとか情報漏洩の問題があるので、
情報量を制限する必要があるのが問題。
まぁ色々問題はあるけど、
今年度のクラージュが3月に完成しましたー。
自分は表紙のデザインなどを担当。
裏表紙はグラタクのマークを元にしているんだよ。
これね↓
モロッコのタクシーのドアに印字されている所属と個体識別のマーク。
街によって、それぞれの特徴があって面白い。
その名も「クラージュ!」。
仏語で「勇気」!
機関誌を作る目的は、
・情報誌として
・情報を後輩に残すため
・思い出を残すため
などなど。
それに「クラージュ」は、先輩方が代々継承しきた伝統ある雑誌。
ボランティアルームに並べられた「クラージュ」を読み返すと、かつての隊員の様子が感じられる。
とても貴重な資料になっている。
しかし近年は電子化が進み、情報の価値が下がり、
紙媒体の価値が下がっています。
雑誌を作る労力負担は大きく、
印刷の値段も安くはないため、
廃刊について毎年議論されている。
Web化をした方が良いという意見も多い。
実は自分もWeb化は賛成です。
紙の温かみも好きだけどね。
でもデータ化すると、
個人情報だとか情報漏洩の問題があるので、
情報量を制限する必要があるのが問題。
まぁ色々問題はあるけど、
今年度のクラージュが3月に完成しましたー。
自分は表紙のデザインなどを担当。
裏表紙はグラタクのマークを元にしているんだよ。
これね↓
モロッコのタクシーのドアに印字されている所属と個体識別のマーク。
街によって、それぞれの特徴があって面白い。
marocoba at 23:55|Permalink│Comments(0)
2019年04月09日
ボランティア自治会
同じ国で活動しているJICAボランティアで構成されている組織。
ボランティア自治会。
任国によって事情は多少異なると思うけれど、
大きな目的は、
▶隊員同士の相互援助
▶JICA事務所との交渉
だと思う。
■隊員同士の相互援助
1人で活動しているより、
複数人で情報交換や支援をした方が、
活動の幅が広がる可能性がある。
隊員が抱える不満や悩み事は、
大抵の場合、過去に誰かが既に経験している。
過去の事例を自治会が蓄積して、
活用していければと思う。
今現在、情報を蓄積するシステムがモロッコの自治会には無いんだけどね・・・。
口伝で過去の事例が伝えられてます。
円滑に相互援助するために、
日頃から隊員同士の交流を大切にしたい。
日本人の人手や、他隊員の技術・知識が必要な時もある。
そんな時に、気軽に頼める隊員関係を作る。
これも自治会の役割だと思う。
■JICA事務所との交渉
隊員生活をしていると、
任国の事情の変動に合わせて、
年に何度かJICAボランティアのルール変更がある。
JICA事務所の決定事項を、
全部鵜呑みにしていたら隊員の権利が無くなっていく。
だから対抗組織として、自治会がある。
労働組合みたいなものだね。
でも最近のモロッコの隊員は、
自治会を介さずに直接ボランティア調整員に苦情を言う人が多い。
これだと意見が反映されにくいだけでなく、
自治会内で情報が蓄積されず、自治会の価値が減っていく。
同じような苦情や相談を繰り返し、
ボランティア調整員にも迷惑がかかる。
ボランティア自治会。
任国によって事情は多少異なると思うけれど、
大きな目的は、
▶隊員同士の相互援助
▶JICA事務所との交渉
だと思う。
■隊員同士の相互援助
1人で活動しているより、
複数人で情報交換や支援をした方が、
活動の幅が広がる可能性がある。
隊員が抱える不満や悩み事は、
大抵の場合、過去に誰かが既に経験している。
過去の事例を自治会が蓄積して、
活用していければと思う。
今現在、情報を蓄積するシステムがモロッコの自治会には無いんだけどね・・・。
口伝で過去の事例が伝えられてます。
円滑に相互援助するために、
日頃から隊員同士の交流を大切にしたい。
日本人の人手や、他隊員の技術・知識が必要な時もある。
そんな時に、気軽に頼める隊員関係を作る。
これも自治会の役割だと思う。
■JICA事務所との交渉
隊員生活をしていると、
任国の事情の変動に合わせて、
年に何度かJICAボランティアのルール変更がある。
JICA事務所の決定事項を、
全部鵜呑みにしていたら隊員の権利が無くなっていく。
だから対抗組織として、自治会がある。
労働組合みたいなものだね。
でも最近のモロッコの隊員は、
自治会を介さずに直接ボランティア調整員に苦情を言う人が多い。
これだと意見が反映されにくいだけでなく、
自治会内で情報が蓄積されず、自治会の価値が減っていく。
同じような苦情や相談を繰り返し、
ボランティア調整員にも迷惑がかかる。
marocoba at 11:17|Permalink│Comments(0)