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2018年04月05日

G戦場のラバト

モロッコの都市で過ごす日々。
それはゴキブリとの戦いの日々でもある。

週に2回くらいの頻度でゴキブリと出会う。朝の台所で仰向けになったゴキブリ。人目を避けて夜の台所に侵入して転倒し、仰向けになって動けなくなったバカなゴキブリ。俺が近づくと命の危険を察知してジタバタするけど、仰向け地獄からは脱出できない。仰向けになったら自走不可って危険じゃね?なぜゴキブリは、こんなに不便な形状をしてるのだろうか。

ゴキブリは約3億5000万年前の化石が発見されている。恐竜誕生の1億年前から同じ形をしているらしい。他の種族は、環境に適応して様々な形状に進化してきたのに、なぜゴキブリの形状は進化しないのか。そして、なぜうちの台所で仰向けになって寝っ転がっているのか。気になることは多いけど、3億年以上も種族を維持して現代も勢力を保っているので、それなりに優秀な形状なのだろう。

別に無害(食料は棚に入れて封をしている)だと思って、最初のうちは無視していた(虫なだけに)。でも溜まってくると邪魔。外に吐き出して仰向け地獄から解放してあげても、すぐ侵入してきて邪魔になる。というわけで可哀そうだけど最近は殺処分することにした。

虫が苦手な日本人が多い。日本は虫が少なくなったからね。嫌いなのに殺すのもできないと、もう何もできないよね。ところで多くの北海道出身の新卒の、上京した夏に人生で初めてゴキブリを見る。大人になってから初対面だと異常に驚くらしい。新卒教育していた時はゴキブリとの初対面エピソードを聞くのが好きだったなぁ。1人暮らしを始めた新卒にゴキブリ対策を真面目に相談されることもあった。

侵入経路を防ぐのが一番大事だと思うんだけど、モロッコの建物は隙間だらけなので完全に防ぐのは難しい。なので虫とは共存していくしかない。コバエも多いしねー。ハエは羽音が五月蠅いから嫌い。蠅なだけに。これから夏に向けて、さらに虫と仲良くなる必要がある。

他国と比べたらモロッコは、かなり恵まれた環境だと思う。他国では、隙間から野犬が入ってくる隊員もいるし、おやつに虫を食べている隊員もいる。モロッコはマラリア・デング熱の危険が少ないから蚊の対策も簡単だしね。

訓練所のカメムシ大量発生を思い出す。凄かったなー。星の数くらいカメムシがいた。訓練所で悲鳴を発してた隊員達は、任地で虫と仲良く暮らしているだろうか。


marocoba at 20:13│Comments(0)アパート生活 

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