協力隊員の苦悩スマホ向けインターネットSIMの使い方

2019年07月27日

協力隊員の呪縛

協力隊員は、民間企業の海外勤務と違い、公共事業の制度で海外滞在しているので、行動制限が多い。

例えば、
街を移動するときは「移動届」を3営業日前までに提出。
早朝や深夜の移動も禁止。
使用可能な交通手段や、立入禁止エリアが決められている。

一般の観光客が行けても、隊員は行けない所がある。
観光客より安全に対する知識はあるのに、隊員は行けない。

また海外旅行は年間20日まで。
行ける国も制限されている。
現在、モロッコ隊員が行ける国は、
日本、スペイン、フランス、ポルトガル、イタリア、チュニジア。

近くに行きたい国があっても行けない。
お金や時間があっても行けない。
日本に帰れる日数も限られる。

また、活動先によって条件は異なるけど、車、バイクの運転禁止。
観光大国のモロッコで、運転できないのが一番つらい。
自分は、自転車も禁止の街に住んでいる。

協力隊員は、安全に帰国することが最大の任務。
JICA(日本国)の立場からすれば「無事安全に、揉め事を起こさず、2年間の契期を終えて帰国してくれること」が重要。
活動で何をしたか、任国へ貢献できたかは二の次。
だから安全に関する規制が厳しいのも仕方ない。

また、ボランティアだけど休暇も自由ではない。
自分の場合、週休2日、年間有給11日、8月は長期休暇。
休暇日数は活動先によって異なる。
自分の3倍以上の休日がある人もいれば、少ない人もいる。

また、副業・サイドビジネスの禁止や、
ブログやSNSへの投稿内容の規制など、
いろいろ規則がある。

協力隊員は意外と自由はなく、
2年契約の間は、プライベートの行動も制限されることが多い。

marocoba at 15:49│Comments(0)ボランティア活動 

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